自爆営業ひきこもり

プロこもらー猿。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

子どもの育ちの文化

5月27、28日に受けた放送大学の面接授業「子どもの育ちの文化」(加藤理 文教大学教育学部教授)の感想です。けっこう時間は経っているのですが既に文章にしていたので基本コピペして少し再編集しただけです。

 

まず、この先生の話は面白くて授業の進行も上手いです。

 

例えば、こういう話を授業で教わりました。

 

大地震を経験した子どもの中では「地震ごっこ」というごっこ遊びが流行るそうです。石をお腹に乗せて寝て「地震で下敷きになって死んじゃった~」と言ってふざけたり。

 

こういうとき、大人の対応はどうしたらいいのか。不謹慎だと叱ってしまう大人が多いがこれは間違いです。

 

阪神淡路大震災、東日本大震災、そして今回の熊本地震でもこの「地震ごっこ」が見られました。海外ではアルゼンチンのある地域でも地震のときにこの「地震ごっこ」の事例がありました。

 

また、先生が関東大震災のときの当時の文献を調べたときもこの「地震ごっこ」が見られたそうです。

 

「地震ごっこ」というのは、子どもたちが災害ストレスを遊びに変えて解消する行為であります。大人たちがするのは、その行動を止めず見守ること。そして、子どもたちに無理に恐怖体験を語らせたり災害時の絵を描かせたりしないこと。

 

子どもたち自ら語ったり絵に描いて表現するのを気長に待つことが大切です。

 

子どもたちのストレスを解消するためには何が必要なのか。まず、子どもが自由に遊べるスペースを確保すること。そして、自由に絵を描いたり歌をうたったりする時間を確保することだそうです。

 

つまり、文化的活動に”没頭”できる環境を整えることが大事なのです。

 

東日本大震災のとき、子どもたちに一番喜ばれたことは何か。まず、ミッキーなどディズニーのキャラクターが来てくれたこと。AKB48のメンバーたちが来てくれたこと。一緒に歌ったり踊ったりしてくれました。


そして、ベガルタ仙台の選手たちとボールを蹴ったりすることも楽しかったそうです。

 

災害が起きたあと、子どもたちの中には、暴力的になったり夜怖がるようになったり幼児がえりする子も珍しくないです。

ASD(急性ストレス障害)が4週間以上続くと次はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に移行します。これは大人になってからもなかなか克服するのが大変なのです。

 

ついこの間までやっていた月9の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 」のヒロインがヘリコプターの音で動揺してしまうシーンがありました。

 

これがものすごくリアルと先生は言っていました。おそらくPTSDと思われるような症状だったらしいです。

 

実際、東日本大震災のときに先生は仙台に向かう新幹線の中にいたそうです。家族に会いに行く途中で地震が起きたのです。

 

ただ、新幹線の機能はすごくて地震が起きるちょっと前に停電のような状態になりました。そして、速度を減速させていきましたがすぐには止まれないため、新幹線が飛び跳ねているような感じだったそうです。

 

3時間ほど新幹線の中にいて、それもトンネルの中にずっといたそうです。そして、何とか仙台にたどり着きました。家族に会えましたがヘリが一日中飛んでいてその音がすごかったそうです。

 

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」のヒロインのような人は実際いてもおかしくないと感じたと言っていました。

この「震災時の子ども」の話だけでもたった1コマです。

 

残り7コマも昔話のことや現実と非現実の中を生きる子どもの世界とはどんなものなのかとかトトロのこの描写のこれはこう解釈できるのではないかとか。そういう見方ができるのかと感服しました。

 

また「アニマシオン」(すごく簡単に説明するとグループ参加型の読書指導メソッドのこと)という概念についての説明もありました。

 

本当に素晴らしい授業でした。お勧めです!