わりと人生が詰んだひきこもりの備忘録

さとう学。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

人助けもしんどい…

おたすけ隊で呼び出されて仕事をちょちょいとやってきた。依頼主は、海外旅行に行くんだけど保険をかけ忘れたらしい。空港でも保険をかけられるけど慌ただしいしネットで申し込みたいけど操作方法がよくわからないとのこと。で、オレが呼ばれた。

仕事は15分ていどで終了。ただ、そのあとのおしゃべりが二時間近くかかってしまった。会話の打ち切るタイミングが難しい。でも、いろんな情報が仕入れられるから貴重ではある。

 

オレにメールが何件か来ていた。おたすけ隊とかそういうのじゃなくてメンヘラ仲間の人から。iPhone8が出たからか。

正直、たぶんこれに返信すると購入の同行も求められ、あとも操作方法を教えてくれとかiCloudは何?とかなってくる。ググれと言ってもググれって何?となる。

 

こういうので面倒なのは自分では嬉しい気持ちがあるんだよ。オレでも役に立てるんだ。相手から頼られているんだと。これが最初の段階。

しばらくするとうざったく感じるようになる。何で自分で調べないんだ。やってもらって当たり前と思っているのって何なの。やり甲斐の搾取だろ。これがつぎの段階。

たぶん自分の体調の悪さもあるんだと思う。何で食べるのも必死な人間にそこまで求めるのかと怒りの気持ちがわいてきてしまう。

 

マンガ「リトル・フォレスト」で主人公のいち子が上司に仕事をもっとてきぱきやるように言われているシーンがある。いち子は心の中でこのように呟く。

 

「あんたなんて家のこと全部嫁さんにやらせてるんでしょ。帰ったら家は暖かくしてあって夕ご飯もできていて家では疲れたーって言ってりゃいいんでしょ。洗濯物がたまっていたら文句を言うだけでしょ。どんなに疲れていても私は全部自分でやんなきゃなんないのよ。金を稼ぐのも家の仕事も分担してくれるひとはいないのよ。

中略

自分がしたくないこと家族にやらせるくせに忙しぶってエラソーにしてんじゃないわよ。私は何でも一人でやってんの。家族に甘えてるあんたたちに私の苦労がわかるわけない。仕事を分け合える家族がいないのがどんなに……」(第1巻P59~61)

 

オレはこのいち子の気持ちになっているんだ。そして、もう少しででそういうことを言いそうになる。

オレは仕事もしなきゃいけないんだ。炊事洗濯もぜーんぶ自分でやるの。寝たきりになっても必死で買い物に行かなきゃいけないんだよ。買い物に行ってくれる人がいないから。

でもなかなか行けなくて三日間何も食べられなかったこともある。そんなオレに多くを求めないでくれよ。後生だから……。

何かね、いろいろ難しいと思った。やっぱ修行が足りないわ。