ひきこもりそーり

プロこもらー猿。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

精神障害者のフットサルチームを作って天下を取った話

オレともう一人で6、7年前に精神障害者のフットサルチームを作った。チーム発足後、埼玉県リーグを一年で優勝した。チームを作るとき、絶対優勝すると公言していたんだけど周囲に散々バカにされた。

 

だけど、オレには勝算があった。フットサルってサッカーとちがってオフサイドがない。それを利用してオレはいつも敵陣に残っていた。

当然、相手に攻められているときは数的不利になるんだけど(相手はオレの存在を忘れてマークしない)、それを上手く利用できるチームはなかった。

 

ボールを取りにいかず飛び込まなきゃ相手がやけくそになってシュートを打つパターンが多い。そのこぼれ球がオレのところに来る。

相手のゴレイロ(サッカーでいうゴールキーパー)はゴール前に張り付いたまま。こういうときは、ゴレイロがスイーパーの役割をすればいいのにそれもしない。

 

だから、いつも相手ゴレイロとあるていどの距離を取ってインサイドで軽く丁寧にシュートをすればゴールになった。

ただ、チーム内からオレに対する不満が続出した。「学君だけ守備しないでずるい」って。ちょっ、待てよ。結果が出ているんだからいいじゃないかと言っても納得してもらえずスタメンから外された。

 

オレがチームを作ったのに……。これが革命か。オレはジョブズかと思った。

精神障害者のフットサル大会の黎明期だったから戦術を練れば何とでもなった。その後、各チームでコーチがいるようになって通用しなくなってきたけど。

 

しばらくしてうちのチームが崩壊した。オレが仕事でフットサルの運営ができなくなった。他のメンバーはそういう作業がができない。たとえば、相手チームと練習試合を申し込んだのに誰もいかないとか。

そして、何も知らないオレのところに苦情が来るようになった。結局、チームを存続することができなくなった。福祉施設でバックアップしているところは今でもチームは存続している。

 

精神障害のフットサルというのも難しいところがあって極端な話、うつ病で回復期にある元プロサッカー選手を入れたら無双できちゃう。そうなると相手チームもそうなって……。ジャンプの格闘マンガのようにインフレが起きると思う。

 

井上雄彦のマンガ「リアル」で有名になった車いすバスケなんて障害のレベルの応じてポイントが与えられる。

軽度な人は4とか重度な人は1とか。チームで合計14ポイント超えちゃダメとか。あれはわかりやすい。でも、精神だとこれは難しい。