わりと人生が詰んだひきこもりの備忘録

さとう学。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

もし自分がブラック企業の経営者の立場なら

ブラック企業研究家になろうかと思っている今日このごろです。ブラックを知るにはブラックの気持ちになればいいんじゃないだろうか。

企業だと従業員が訴えることが少ないとは言ってもリスキーだろう。オレみたいに弁護士に相談して訴訟を起こそうと思っているのがいるし。

 

NPOも株主や消費者の監視はないと言っても職員には給与を払わなきゃいけないんだろう(ここよくわからんけど)。

だとしたら、オレがブラックな立場ならどうやってカネ儲けをするか。まず、ボランティア団体を設立する。

 

途上国の貧しい子どもたちのために学校を建てるとかそのようなことをいろいろ言って学生や若者をボランティアに誘う。

最初は、ボランティアなんだけど徐々に心身が消耗させるくらい仕事をさせる。ここで重要なのは下手にお金をやらないこと。

 

心理学の実験でこんなのがある。「この仕事は、非情に面白いです」と伝えて、被験者にその仕事をやらせる。でも、実際の作業はめちゃくちゃつまらない。

報酬が1ドルもらえるグループと50ドルもらえるグループにわけてこの実験をおこなった結果どうなったか。

 

50ドルグループがその仕事を低く評価した。これくらいお金がもらえるんだからつまらなくても仕方ないよねと。

一方、1ドルグループはその仕事を高く評価した。1ドルグループの人たちは、こんなに低い報酬ではやってられないというのを正当化するためにこの仕事は楽しいものだと自分に思い込ませた。

これを認知的不協和の解消というらしい。

 

もちろん、途上国の子どもたちのためにボランティアをするというのはある低度までならやり甲斐でできると思う。自らボランティアを志願してきた人たちだからよけいに。

だけど、ある閾値を超えたら無理。自分の生活を犠牲にしてまでできる人間はそういない。

 

だけど、ブラック・ボランティア団体のボスなら「お前はカネのためにやっているのか!」と若者たちを責めればそのまま我慢する人間はいると思う。

ボランティアだから労働基準法に引っかからない。しかも、崇高な理念を掲げるから寄付金も集まりやすい。その寄付金を弁護士や税理士と相談すれば合法的に自分のものにできるだろう。

 

そして、こういう活動はマスコミも取り上げるから講演会に呼ばれ講演料をすべて自分のものにできる。給料のいらない”従業員”のおかげで。こういう団体、けっこうあるんじゃないだろうか。