わりと人生が詰んだひきこもりの備忘録

さとう学。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

KHJ全国大会2日目ー2017

KHJ全国大会の2日目。何とか出られた。大雨、早朝、寒い、疲労、電車などいくたの困難を乗り越え会場にたどり着いた。
1日目に比べたら、けっこう心身ともに動けた。まあ、あれっすね。1日目の経験があるから余裕が出てきたというか。経験って大事だよ、マジで。

 

2日目の会場(明治大学)が1日目のそれ(大田区産業プラザ)より近いというのも大きいけど。大体、半分くらいの時間で済むから。
体調悪くても早く帰れるという安心感があると心身ともに上手く働くんだと思う。

 

2日目の販売は、けっこう上手く販売できたと思う。1日目は体調が悪いのもあったけど何というか人が多すぎた。オレはスペースがあると働けるタイプなんだよ。サッカー選手でたとえるとインザーギ。

いつも不安があるから出入り口のそばにポジションを取る。何があっても一番先に逃げられるから。火事になろうがテロリストに襲われようがオレの生存確率が一番高いと思う。

 

別に長生きしたいというわけじゃないんだけど、原始時代では交感神経が優位なほうが生き残りやすいわけよ。猛獣に襲われたりするかもしれないだろ。だから、常に緊張状態を保ったほうがいい。でも、それが現代社会では逆効果になる。

たぶんさ、バトルロワイアル(BR)状態や戦争状態になったら意外とひきこもりの生存確率は高いと思うんだよ。


ブラッドピット主演のゾンビ映画「ワールド・ウォーZ」ってあるじゃん。あの原作本があるんだけど、日本編だと主人公がオタクひきこもりなんだよ。

ゾンビが発生してしばらくすると、ライフラインが止まる。となると、外に出なきゃいけない。で、まあゾンビから逃げながら追い詰められるんだけど、ある家に逃げ込む。そこで見つけたモノは日本刀……。いやいやいや、ないから。一般家庭にカタナは置いてないから。

でも、原作者は本能的に極限状態になると生き残るのはひきこもりだとわかっているんだと思う。

 

村上龍の小説「半島を出よ」でもそう。ストーリーは、北朝鮮から北朝鮮政府の”反乱軍”が福岡に来るんだ。もちろん、自衛隊の能力をもってすれば反乱軍を容易に迎撃できる。

ところが、最初から日本に入り込んでいた”反乱軍”の一部が福岡ドームの観客を人質に取るわけ。マイケルサンデル教授の多数のために少数を犠牲するというテーマがここで出てくる。

 

日本政府が右往左往しているあいだに反乱軍の本体がやってきて福岡を占拠されちゃう。米軍はあくまでも相手は北朝鮮政府の反乱軍であるので北朝鮮自体を爆撃できないという態度。国連やその他諸外国もそう。
さすが村上龍。この設定はすげえなと思った。映画化してほしい。

その反乱軍に立ち向かったのがひきこもりというわけじゃないんだけどいわゆる日本ではアウトサイダーの連中。別に反乱軍に立ち向かったのは愛国心とかじゃなくて「あいつら、うざくね?」みたいな感じ。

 

何が言いたいかっていうと、ルールなんていつ変わるかわからない。そして、そのルールで生きる残るやつって今のルールでの上手くいっているとはかぎらないってこと。むしろ、既存のルールで辛酸をなめている奴らなんじゃないかって思う。

 

話を元に戻すが、KHJ全国大会の2日目でオレの売り子ぶりはすごかったと思う。ミスター売りっ子と言っても差し支えないと思う。
イタリア紙ガゼッタでの採点でも「8」は行くはず。「替えの効かない選手。チームの潤滑油。ヒキ・ボンバー炸裂」ってね。

 

となりのブースの人から「あなたの話を聞いていたら買いたくなっちゃったよ」とオレのトップ記事が掲載されているひきこもり新聞9月号をお買い上げいただきました。あざーっす。
初日より声は出ていた。声かけって大事だね。あまりオレの9月号を推しまくると他の編集部員に怒られるじゃん。

 

だから、まずお客さんが1部を手に取ってお財布からお金を出すとき、「実はそのとなりにある号は、僕が書いたんですよ」とアピールしとく。すると、苦笑して「じゃあ、これも」と言ってくれる。あざーっす。
人がある商品を買うために財布を出すときに「最近、これも人気でして」と声かけをすると「じゃあ、これも」という確率が高い。販売のテクニックっすね。

財布を出す前に多くの商品を勧めるのはダメ販売員。財布のひもが解放されたとき、人の心も解放されるんだよ。ここテストに出ます。


選挙の話でもお客さんと盛り上がりました。「選挙って1千万とかかかるじゃないとか」言われたりね。国政ならともかく地方選挙はかからないです。

選挙カー込みで20~30万でいけます(供託金は別。あと供託金を没収されると公費負担もなくなるのでそこは注意)。現職の地方議員がライバルを蹴落とす風説ですね。
「専門のウグイス嬢もいないし、ひきこもり仲間が手伝ってくれたけど、ずっとマイクで連呼するのもきついし、長い時間サイレント・選挙カーになっていました。前代未聞ですよ」と言ったら、笑っていました。

 

自分、二日間よくがんばりましたー。いぇーい!