ひきこもりそーり

プロこもらー猿。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

ひきこもりメディア「ひきポス」への提言

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「ひきポス」という新しいひきこもりメディアが誕生した。コングラッチュレーション。おめでとう!

そして、記事を書いたひきこもり当事者に対価として原稿料を払う仕組みにしたいとのこと。お金を介在させることには賛成だ。

さて、オレがこのメディアのトップだったらどうするか考えてみた。

 

(1)記事を多く集め、各主要言語に翻訳する。

英語を始めとして、ひきこもりが増えていると報告のある国々の言語、たとえば中国語、ハングル、イタリア語、スペイン語などに翻訳する。

その翻訳にかかる料金はどうするか。以前、こういう活動を続けると実績を認められて数百万円単位の助成金を申請できると聞いたことがある。その助成金の一部を翻訳代として使う。また、翻訳できる当事者がいればその人に翻訳代を支払うのもいい。

ほとんどの国では、ひきこもりを扱うメディアは皆無である。つまり、フロンティアが広がっているのだ。早く参入して先行者利益を得る。

各先進国では、近い将来ひきこもり問題がクローズアップされるだろう。そのとき、ビジネスチャンスがやってくるのでワールドワイドにメイクマネーする。

 

(2)求人広告、人材紹介のサービスを提供する

ひきこもりの数は100万人以上いるとされている。となると、その家族や親戚を含めれば数百万人には存在することになる。その中には、自営業の人もいるだろう。また、短時間の簡単な仕事を頼みたい人もいるかもしれない。

自分の子どもであれば関係が難しいが他人であればやってもらいたいというニーズは存在するはず。その情報を拾い上げる。そして、仕事を求めるひきこもり当事者とマッチングさせる。

将来的には、協力してくれる企業に声をかけて紹介料を取って収益をあげていく。ひきこもり専門求人広告のリクルートになるのだ。

 

(3)「ひきポス」冊子の価格の内訳を開示する

エバーレーンという会社がある。その創業者は自分の買った洋服の原価率のあまりの低さに驚き、それをきっかけに自らアパレル企業を起こしたという。

エバーレーンのサイトでは、洋服の価格の内訳と生産過程が明示されている。たとえば、この洋服の生地代が2000円、人件費が1000円、関税が500円、その他1000円、そしてエバーレーンの利益となる3000円を上乗せして販売していると顧客にオープンにしている。

また、この洋服がどの国のどの工場に作られ、そこで働いている労働者への労働環境が劣悪でないことを示す。この企業の姿勢が顧客の支持を集め、利益につながる。

 

また、顧客にこのような営業メールを送っている。

「この洋服を100ドルで買えばエバーレーンには一切利益は出ません。120ドルで買えば人件費および我が社の成長に力を貸していただきありがとうございます」という風に。

顧客に商品の価格を選択させる。商品の向こう側には、人々の生活があることを想像させる。人々の想像力こそが創造力を生むのだ。

 

オレはひきこもり新聞の売り子を数回やったことがある。そのときにお客さんに何度か言われたことがある。「500円……。高いわね」と。ひきこもり新聞の一般価格は500円である。確かに自分の感覚でも高いと思った。

しかし、ここから人件費がどのていど使われているか開示したらどうだろうか。これ一冊買うことでひきこもり当事者・経験者にいくらお金が渡るのか想像するとしたら?

お客さんとしても購入の心理的ハードルが下がり、販売側としても売りやすい。しっかりとなぜこの価格なのか説明できるのだから。これはビッグイシューのように一冊売れたらホームレスの方々にいくらお金がいくのかとは似ているようでちがう。

 

商品として自分たちが手掛け、それが価格に反映されているからだ。人々の憐れみだけでお金をもらうのではなく確たる姿勢を示して販売することで付加価値を生み、それが他のメディア(冊子の場合は出版業界)に対するアンチテーゼになるのだと思う。

 

※エバーレーンのことは「誰がアパレルを殺すのか」(杉原淳一・染原睦美著)を参考にさせていただきました。

 

www.hikipos.info