自爆営業ひきこもり

プロこもらー猿。20年ものひきこもりから抜け出したのに勤めた会社はブラックでした。パワハラで再びひきこもりに。社会を変えようと市議選に立候補。ひきこもり新聞、ひきポスに記事を寄稿。

仏メディアの取材を受けた

先日、仏メディアのピエールの取材を受けた。二次会はサイゼリア。彼とはとなりの席になった。
オレはあまり英語ができないので語学が堪能な友人に訳してもらいながら、あるいは自分の野生の勘を信じて何とか会話になったと思う。

 

ピエール「なぜ君は人の目を気にするんだい? 俺は気にしない。ほらっ、誰も俺を気にしないだろ?」彼がサイゼのいすに立ち上がって調子ぶっこき始めた。友人が慌ててピエールをすわらせる。

オレ「それは文化のちがいだぜ、ピエール。欧米人は神の目を気にする。一方、日本人は世間の目を気にするんだよ」
世間は英語で訳せそうにないので「日本人は多くの人の目を気にする」と言い替えた。

DSM--Vでも対人恐怖症はローマ字表記のはず。日本(それと韓国か)に際立って多い文化的に影響が高い恐怖症。恥の文化も影響しているんじゃないだろうか。

 

ピエ「普通、社会批評は理論から入る。でも、君たちひきこもりは身をもって示している。それは素晴らしい」彼はしきりにcritic(批評家)という言葉を連発する。
オレ「いや、他の連中は知らないけどオレは社会批評なんてするつもりはない。ただ、女の子にモテたい。それだけだ」
ピエール、オレを抱きしめる。
ピエ「自分はひきこもりになりたいとは思わないな。でも、ひきこもりを許容しない社会は嫌だね」
ほお、エスプリが利いているじゃないか。


ピエ「インドに行ったことがある、素晴らしい場所だ」
唐突に話題が変わった。
オレ「オレはインドに行く必要がない。なぜなら、心の中に小さなインド、リトル・インドがあるから。でもね、これだけでは良くない。頭でっかちになるから。もっと体で感じる必要がある」
友人がこの言葉を聞いて吹き出した。周囲のひきこもり経験者・当事者もオレたちの会話を聞いていた。簡単な英語だからあるていどは理解できるのだろう。

 

ピエ「君の人生の目的は?」
オレ「女の子にモテたい。それだけだ」
ピエ「君はモテるだろ? intelligence(知性)もあり、sensitivity(感受性)もあり、charm(魅力)がある」
オレ「But I have no confidence and no money.(でも、自信もカネもない)」
おお~と首をふりながらオレの肩に抱きつくピエール。
ピエ「ここは中国じゃないんだよ。大丈夫」

フランス人から見た中国、ピエール一人だと判断できないが、そういう見方なのか。かつての日本が、中国に置き換わったようなものなのかもしれない。

 

ピエールが恋のアン・ドゥ・トロワを教えてくれた。

「1つ、まず相手への気持ちは隠せ。2つ、You should keep orginality(君は今のままでいい)、3つ、戦略的に行動しディナーに誘え。最後、困ったらオレに電話しろ何とかなる」

1〜3は可能だが最後は無理だろ。ピエールの電話番号知らないわ。あの野郎……。

 

※2つ目の訳が迷った。これはひきこもったままでいいというよりはオレの今の性格とか考え方とか感性をキープしろということだと思う。

※自分の英語力の問題もあって極端なことを言うことしかできなかった。事細かい、微妙な表現ができないから。イエス・ノーもはっきりする。語学というのは“コミュ障”で悩んでいる人にはいいんじゃないだろうか。

※女の子にモテたいというの真実ではあるが、承認欲求を説明するのに一番わかりやすいフレーズだったから使用した。